はじめに
こんにちわ、maruöです。
オーストラリアでは、高齢者や障害がある人たちの生活をサポートするために、様々な介護用具が使用されています。
特に「スタンディングホイスト(standing hoist)」と「フルホイスト(Full hoist)」は、移動や立ち上がりを助ける重要な機器です。
この記事では、それぞれの機器の特徴や、オーストラリアでの利用状況について、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
・スタンディングホイスト(standing hoist)とは
・フルホイスト(Full hoist)とは
・オーストラリアでの使用状況と統計
・使用時の注意点
スタンディングホイスト(Standing Hiost)とは?
![Everything You Need to Know about Standing Hoists gls5 active lifter 2 Everything You Need to Know about Standing Hoists](https://www.hlshealthcare.com.au/wp-content/uploads/2017/07/gls5-active-lifter-2.jpg?x20125)
スタンディングホイスト(standing hoist)は、座った状態から立ち上がる動作をサポートする機器です。
利用者がこのスタンディングホイストにしっかりと支えられ、安全に立ち上がることができます。
スリング(sling)といって、利用者さんの体をカバーし支えるベルトを装着して、立位の補助を行います。
フルホイスト(Full Hoist)とは?
フルホイストは、ベッドから車椅子への移動や、浴室への移動など、利用者を完全に持ち上げて別の場所へ移動させるために使われます。
フルホイストは、重い体重を安全に移動させることができるため、介護者の負担を大きく減らします。
オーストラリアでの使用状況と統計
オーストラリアの介護施設や自宅介護でのスタンディングホイストとフルホイストの利用は年々増加しています。
2019年の調査によると、介護施設の約80%がこれらの機器を導入しており、特に高齢者の急速な増加に伴い、今後さらに需要が高まることが予想されます。
![maruö](https://maruo11.blog/wp-content/uploads/2023/09/cookie-the-pom-gySMaocSdqs-unsplash-2-e1695209045888.jpg)
私の働いている施設でもstanding hoistやfull hoist は大活躍しています。
私よりも体が大きい利用者はたくさんいます。
本当に機械があるのはありがたいですし、日本🇯🇵にももっと普及してほしいです
使用時の注意点
![](https://maruo11.blog/wp-content/uploads/2024/02/ed5f9dd6d3f09af931ec32d2e352b0dd.webp)
一人で機械の操作を行わないこと
原則一人では機械の操作は安全面から行うべきではありません。
基本的には二人での操作が基本です。一人が機械を操作、もう一人が利用者さんを確認します。
![maruö](https://maruo11.blog/wp-content/uploads/2023/09/cookie-the-pom-gySMaocSdqs-unsplash-2-e1695209045888.jpg)
私の働く施設では、基本二人で機械を操作する決まりになっています。
適切な機器の選択
利用者の体重や身体の状態に合わせたスリングや機器を選ぶことが重要です。
スリングにはS・M・Lのサイズがあります。
寝たきりで腕の力がない利用者さんはスタンデングホイストは使えません。
安全な操作方法
操作には十分な研修が必要で、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。
使用まえに電池が十分か確認しましょう。
適切な講習を受けよう
私の働く施設では、これらの機械を使うために、講習を受ける必要がありました。
医療従事者との相談
機器の導入前には、必ず医療従事者と相談し、適切なアドバイスを受けてください。
![maruö](https://maruo11.blog/wp-content/uploads/2023/09/cookie-the-pom-gySMaocSdqs-unsplash-2-e1695209045888.jpg)
私の働く施設では、機器の導入前に理学療法士(フィジオ)のアセスメントが入ってから、使用開始します。
まとめ:働く人にも優しいオーストラリアでの介護
スタンディングホイストとフルホイストは、オーストラリアで介護を必要とする人々の生活の質を高めるために不可欠な機器です。
簡単で安全な移動介助ができて、利用者と介護者の双方に優しいです。
適切に選び、正しく使うことで、利用者も介護者もより安全で快適な介護生活を送ることができますね。
maruö